2016年11月末日でデータ固定

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J-DAVID研究会事務局
大阪市立大学大学院医学研究科
老年血管病態学
庄 司 哲 雄


 J-DAVID試験を応援いただいております皆様、皆様のお陰をもちまして、J-DAVID試験も最終局面の最終段階に入りました。野球でいえば9回裏の2アウトというところです。データセンターからの報告に詳しく記載されているように、症例報告書の回収は100%、クエリーに対するご回答も約98%を達成しており、高いクオリティーでデータクリーニングが進んでいます。また、イベント評価委員会は通算17回も開催していただき、ご施設からご報告いただいたSAEを含むイベント報告のすべてをご評価いただくことができました。あとは、再確認が必要と判断された若干の症例に関してのご回答を待つのみとなりました。これまでの皆様のご協力に心より感謝しております。本当にありがとうございます。
 さて、上記の進捗状況に基づき、J-DAVID試験に関するデータを11月末日に固定する方向で作業を進めております。つきましては、あと若干の症例に関するご回答を、固定前にご送付いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 今後は、今年12月に解析し、2017年のERA-EDTA(マドリード)とJSDT(横浜)にて結果の発表を行う予定です。可能であれば、学会での公開前に、J-DAVID研究会世話人・幹事会の先生方に直接ご報告するようにしたいと考えております。
 2007年にプロトコール検討会を開催し、2008年4月にJ-DAVID研究会会則を制定、日本腎臓財団に研究助成の申請を行い、同年6月のJSDT(神戸)で試験計画を公表(演題番号O-0407)いたしました。臨床研究をとりまく環境も近年急激に厳しさをましており、J-DAVID試験でも体制を整備し、後に続く日本の臨床研究のお手本になるべく努めてまいりました。代表世話人も西澤良記教授(当時)から稲葉雅章教授へと受け継がれて今日に至っております。企画から結果発表までちょうど10年かかることになります。
臨床研究を恋愛に例えて、観察研究は片思い、RCTは告白のようなものだと申してきました(J-DAVID News No.40, 2013年1月号)。J-DAVIDは10年間の誠心誠意を尽くした恋愛の末、いよいよ告白に対する返事を聞くことになります。どんな返事がもらえるのか、胸の高鳴りを抑えることができません。