ビタミンDと腎臓に関する文献 2006年

維持血液透析患者における予後予測因子:骨関連因子の時間依存的解析
Survival predictability of time-varying indicators of bone disease in maintenance hemodialysis patients.
Kalantar-Zadeh K, et al. Kidney Int 70: 771-780, 2006
【ポイント】
維持血液透析患者(N=58,058)の2年間にわたる観察コホート研究。静注パリカルシトール非投与群に対し、投与群で死亡リスクが低かったが、投与量が多い群ではかえって死亡率が非投与群に近づくU字型になった。

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血清Ca、P、PTHの変化と透析導入患者における死亡リスク:経時的研究
Changes in serum calcium, phosphate, and PTH and the risk of death in incident dialysis patients: a longitudinal study.
Melamed ML, et al. Kidney Int 70: 351-357, 2006
【ポイント】
腹膜透析274例を含む導入時透析患者N=1,007
CHOICE試験のサブ解析。ビタミンD使用の有無で死亡リスクを比較。ビタミンD使用あり群の相対死亡リスクは0.62、時間依存的解析で0.73~0.74、27%程度の死亡リスク低値が示された。

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異なるビタミンDアナログで治療されている血液透析患者の死亡率比較
Mortality risk among hemodialysis patients receiving different vitamin D analogs.
Tentori F, et al. Kidney Int 70: 1858-1865, 2006.
【ポイント】
導入時血液透析患者N=7,731における37週間の観察コホート研究。カルシトリオール使用群、パリカルシトール使用群、およびドキサカルシフェロール使用群比較。総死亡リスクは後二者のアナログ使用群で低いものの、多変量で調整すると統計学的に有意差なし。

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